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デザインとフリーランスと色々と。

【体験談】広告代理店との仕事の流れ(印刷物編)①

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いちフリーランスデザイナーが経験した、
業界の親分、広告代理店さんとの仕事の流れをまとめてみようと思います。

①仕事の受注

ある日、広告代理店の方(大抵はアートディレクターやプランナー)から、
電話にて仕事のご相談をもらいました。

かなり余裕のない制作スケジュールでしたが、
当時の僕にとって代理店と仕事ができるのはチャンスでしかなかったので、
二つ返事でお受けすることにしました。

また、よくある事ですが報酬がある程度決まっているようで、
大まかな予算と作業内容(制作するビジュアルのイメージや数)を擦りあわせ、
予定している額で問題ないかどうか確認されました。

ペーペーのフリーランスに発注してもらえる仕事なんて、
往々にして時間がないもんです。
逆に、もし余裕あるスケジューリングのプロジェクトにお声がけが貰えたら、
それなりに信用してもらえてると思って良いと思います。

またこの「大まかな予算と作業内容」ですが、
経験上、最初に聞いた作業内容通りに終わるケースはだいたい5割くらいですかね。
もう5割は後からどんどんその仕事に関連した予定外の作業が発生していきます。

真っ当な代理店であれば、当初聞いていた予算に、
増えた作業分だけ上乗せして請求すれば普通に受け入れてもらえます。
僕は適正に上乗せ請求して断られた経験はないですよ。

②打ち合わせ

翌日、代理店まで出向いて打ち合わせをしました。
仕事の詳しいオリエンテーションを受けるためです。

今回お声がけいただいたADは知り合いでしたが、
同席していたコピーライターやプランナーの方々とは
初めてお会いしたので名刺交換をしました。
代理店チームの中に部外者として入るので、最初はアウェイ感バシバシですが
これはフリーランスの宿命ですね。

仕事内容をきちんと理解するのはもちろんですが、
そのチームのノリみたいなものにうまく同調できれば
今後のコミュニケーションも円滑になる
かと思います。
代理店の社員の皆さん、特にクリエイティブ職の方々は
コミュ力MAXで明るい方が多くてありがたいですね。
僕は、打ち合わせ内で一回笑いを取れれば成功だと思うようにしています。笑

③デザインカンプ制作開始

打ち合わせから戻ってすぐに作業を始めました。
今回のプロジェクトは広告グラフィックの制作で、
デザイン提案→OK出たら実制作 という流れなので、
まずは提案用のデザインカンプを制作します。

ここは、制作会社勤めの頃と同じようにデザインを検証していくのみです。
フリーとして頑張るんだという熱意に燃えつつ、
自宅で仕事に取り組んでいることに悦に浸りつつ、
社員時代の、会社にあった資料やフォントの豊富さを羨ましく思いつつ。。

設定されているプレゼンの日までADと主にメールのやり取りで
デザインの検証を進め、カンプを制作していきました。
文面だと伝えづらい話の時は、当然電話もしました。

これはフリーランスに限った話ではないですが、
この制作期間中、グラフィックに入る情報要素やその文言が日々更新されて
指示としておりてきます。
デザインを局地的に詰めたりせず、満遍なく全体を作り上げるよう心がけましょう
時間をかけて作った部分が、構成の変更で無しになる可能性もあるのですから。

無事にデザインカンプが完成すると、
最後にA3印刷に耐える画質のpdfにまとめてデータをお送りして、
一旦こちらのターンは終了しました。
制作会社にいた時は、プレゼン用の書類一式をこちらで必要な部数分印刷して
それを納品していたので、このやり方はだいぶ楽チン!でした。

ただし、この印刷用のデータはきちんとできていないと、
画像の解像度が足りなかったり色が大幅にブレたりしてしまいます。
印刷は営業さんやプランナーさんが行うケースが多いので、
こういった印刷上のミスに気づいてもらう事はあまり期待できませんし、
当然こちらに責任がある部分ですので、お送りするデータは慎重に制作しましょう。

④プレゼン本番〜結果報告待ち

プレゼン本番です。と言っても、大抵のフリーランスデザイナーに出番はありません
代理店チームが、僕が作ったデザインを持ってプレゼンに望みます。
制作期間中はこの仕事に作業が集中してしまったので、
この隙に別件の作業を進めておきました。

今回は3日ほど間が空きました。この3日の間に、
代理店がクライアントにプレゼンをし、
クライアントがそれに対して返答し、
その返答に対して代理店がまた戦略を練ります。
そうして組まれた戦略に、ADが必要なデザイン修正や新規案をまとめ、
僕に再発注します


続きはまた次の記事で!